2009-08-16

本当に70歳?

昨日のヘドリー・クラブのライブは楽しかった。自分の中でも納得の行く演奏が出来たし、お客さんの反応も良かったし、家に帰ってからチェックしてみたら録音もうまくいっていた。実はまたセッティングに手間取ってちゃんと録音のサウンドチェックが出来なかったので、内心ヒヤヒヤしていたのだったけど、いい感じの音量で録れていた。ミックスしてYouTubeにアップするのが楽しみだ。

セッティングに手間取ったのは、録音用のミキサーとピアノの音を増幅するためのPAを接続しようとしていたのに音がどうしても出なかったため、PA用のマイクと録音用のマイクを別々にピアノのところに立てることになり、マイクケーブルの数が足りなくなってしまったのが原因。仕方なく、もともとバスドラムに使おうと思っていた分のケーブルをPA用のピアノマイクに使うことになった。

しかも、PAから音が出てやっと安心して「さあ、始めようか」となった瞬間にビデオをセッティングし忘れたことに気づいて大慌て。1月にこのメンバーでここでやった時もそうだったけど、どうもバタバタしてしまう。結局ビデオも準備できて始めたのは予定時刻から15分遅れくらいになった。

しかし、始まってしまえばこっちのもの(!?)。例によって曲の打ち合わせの時間とかもセッティングで使い切ってしまったので、ピアノのフランクが用意してくれた譜面をその場で曲ごとに見ながらの演奏になってしまったけど、案外そういうのも緊張感やフレッシュさがあって良かったりする(言い訳?)。フランクがぐいぐい引っ張ってくれる安心感もあって、程よい緊張感もありつつ楽しんで1曲1曲を演奏することが出来た。

フランクは70歳とは全く思えないエネルギーの塊で、1曲を通してテンションを全く下げずに弾き切ることができるのがすごい。曲のストーリーも一貫していて無駄がなく、途切れない。何か、ゴルフでドライバーを気持ちよく飛ばしてフェアウェイのど真ん中に落とし、アイアンでスパっとピンそばに乗せ、きっちりパターを決めてバーディ、みたいな気持ち良さ。あるいは、麻雀で配牌も良くすでに二上聴、ツモも良いところをサクサクっと引いてきて迷わずリーチ、そしたら一発でツモあがりした、みたいな気持ち良さ。あるいは、ビリヤードのナインボールで、調子良く1番から9番まで1回で取りきってしまうみたいな気持ち良さ。もういい?

これが一つのプロクオリティなんだろうな。とても勉強になる。一緒に演奏していると、それにつられて自分もそういう演奏になってくる。無駄をなくす。あるいは、無駄のないように、蒔いた伏線は全て使い切ってストーリーを組み上げる。例えドライバーをミスしてラフに入れることがあっても、そこからのリカバリーをちゃんとドラマとして見せてハイライトにしてしまう、みたいな。

フランクは日本にツアーしたこともあるし、彼が教えているサンノゼ州立大学(SJSU)では日本人が生徒として入って来ることもあるようで、カタコトの日本語が出て来るのが面白い。昨日も「アツイ!」とか曲間に言ってたり、ベースソロを僕が1コーラス取ったところで、もっとやれという意味で「モウイチド!」とか言ったりしてた。前には「ホントニー?」とか使ってたからびっくりした。

昨日はドラムのデビッドもかなり良かった。特にソロ。1コーラスとか2コーラスとかのドラムだけのソロでも隙がなくきっちりと叩ききっていたし、4バース交換などでもフランクとの「会話」が時に小気味良く、時に力強く、芯のある演奏が出来ていた。「お、やるねえ」という感じで僕も乗せられた。3人の呼吸もバッチリ合っていたし、本当にいい演奏だったと思う。リハーサルもしたことないからこの3人で演奏するのは昨日が2回目だったんだけど、相性が良いらしい。

ヘドリークラブの人も演奏を気に入ってくれたようだ。このクラブはシリコンバレーでは数少ない、グランドピアノが置いてあってかつ音量を気にせず本気で演奏できる場所。他の場所はピアノはあってもあくまでもBGMとしてソフトに演奏しなければならないレストランとか、音量は出せるんだけどピアノは置いてないバーとかになってしまう。ヘドリークラブでの出演機会を増やしていきたいな。そしていずれはYoshi'sに出演・・・できたらいいな。

さて、ミキシング作業にかかろう!

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