2009-08-15

履歴書の役割

ブログ「ニートの海外就職日記」で読んだ、手書きの履歴書は日本の会社の非効率さを映す鏡。のエントリを読んでびっくりした。日本の履歴書って手書きが普通なのか。日本で会社始めた時は友達や知り合いばかりで始めたから、あんまりその辺意識したことがなかった。

引用されている元のニュース記事は履歴書でこれはアウトと思うのはというもの。

まあ、書き方はその人がどういう人かを見る材料の一つになるから、重視しますかと聞かれれば重視しますと答えるだろう。実際には、内容が全く同じで手書きかPCかを基準に優劣をつける状況なんてもなかなかないから(追記:いや、新卒採用ならあるのか?)、ちょっと誘導的な設問ではある。それでも手書き重視っていう傾向があるのはハッとする驚きがあった。

アメリカではどうか、を考えてみると、やっぱりパソコンで作られた履歴書しか見た事がない。

手書き文字に統一的な書き方がないって事情があったり、何よりもタイプライターが昔からあってビジネスレターなんかでも普通に使われてきたから、こういう文書が手書きで作成されないということはごく普通なんだろう。「書道」みたいな概念もないから、字を美しく書くことについてのこだわりも文化としてあまりない気がする(あくまで一般人のレベルの話で、職業としてのデザインは別だけど)。さらに今日的には、求人広告も当事者間のやり取りもウェブやメールを使うが普通だから、当然履歴書もデジタルなのが普通。

「手書き重視」と同じような感覚で、デジタルな履歴書でレイアウトやフォントの選択を重視することがあるかというと、僕の場合はデザイナーとかUIエンジニアとかの募集の時には重視する。経理とか総務でも同様。他の職種はどっちでもいいと思う。

アメリカの場合、求人は職種とスキルレベルを特定して行うことが多いから、履歴書は「その人の能力」を判断する材料と言うよりも「求人側と応募者側でちゃんと職種とスキルレベルがマッチしているか」を判断する材料であるという意味合いが強いと思う。(日本は新卒重視で、まだ積み上げられたスキルがない状態だから素質を重視せざるを得ないんだろう。)

で、個人的には、採用する時には履歴書がどう書かれているかはそれほど重視しない。情報が簡潔にまとまっているかどうかだけは少し気にするけど。他の事項は、応募者それぞれだからこれが決定的というのはあんまりないと思う。学歴はあればプラス。特にSWエンジニア職とかは面接の時にコーディングさせれば実力は分かるので学歴はそれ程は重視しない。立派な学歴でもプログラミングセンスはイマイチ、とか良く見てきたし。スキルの記載については、アメリカでは「ちょっとでもかじったことがあれば載せる」という基準で書く人が多いので、「その人のやってきた仕事の分野が分かる目安」という程度で見て、詳細は全て面接で聞く。

なので、「履歴書を読んだだけで落とす」というのは上記を中心に、

  1. 仕事の種類(職種とスキルレベル)がマッチしていないもの

  2. 情報の羅列になっていて読みにくくまとまっていないもの

  3. テクニカルタームの書き方が不正確で、理解不足の垣間見えるもの

  4. 誤字、文法的誤りのあまりにも多いもの


・・などの場合。短期間で転職するケースがあまりにも多く見られること(1年未満で転職したのが5回とか)も、心の中で警報が鳴る。他の候補者の履歴書の関係で相対的に不利になる感じ。

とつらつら書いてみたけど、僕もまだ完全に慣れたわけじゃないから、失敗もあるし発見もある。今いる会社でも学ばせてもらってる。修行、修行。。

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