2009-08-25

細川綾子さんコンサートは無事成功

昨日の日曜日は無事に細川綾子さんのコンサートが終了した。昨年の12月以来だから約9ヶ月ぶりとなるが、リハーサルのために本番より2時間ほど早く集まって綾子さんとピアノの長部正太さんのにこやかな顔を拝見すると、前に演奏したのがついこの間のことだったような気がした。

今回のコンサートは録音するであろうと思ったので、最近買ったベース用のコンデンサーマイク、S25Bを持ってきてみた。せっかくなので通常良く使うダイナミックマイクと比較をしてみたかったので、無理矢理ベースはライン録音のトラックにダイナミックマイクとコンデンサーマイクのトラック、合計3つも使わせてもらってしまった。ちなみにピアノには2つ、ボーカルは1つ。かなりベース贔屓なセッティング。ちょっと僭越?!

マイクのセッティングをした後、リハーサル開始。こういう時間が「やっぱりプロだなあ」と思う瞬間で、綾子さんが渡してくれた譜面はすでに曲順通りに並べてあって、次々と効率良く、淡々と曲をさらっていった。進行が分かりやすい曲は飛ばしながら、イントロやソロの順番、エンディングなどを確認していく。時々、「あれ、ここはダルセーニョが抜けてる」とか「ここのリピートは4回って書いてあるけど3回にしましょう」とか、鉛筆で楽譜を修正しながら打ち合わせて行く。

一通りリハを終えて控え室で休憩。綾子さんの芸歴の話などで盛り上がり、「私の頃は駐留軍のキャンプの演奏が中心だったわね。その後の人達からね、テレビになったのは」と言う綾子さんに「『駐留軍』って言うんですか。『進駐軍』じゃなくて」と間の抜けた質問をする僕。「進駐軍」は戦争直後の GHQに占領されていた頃の呼称で、講和条約後とか朝鮮戦争の頃は「駐留軍」と呼んだのだそうだ。そんな感じで控え室で雑談をしているうちに、お客さんが入り始める。到着の遅い方がいるのが分かったので少し時間を遅らせて開始。最初に正太さんと僕でインストゥルメンタルにスタンダード曲「パーディド」を演奏した後に綾子さんをお迎えしてショーがスタートした。前回は始まる前に少し緊張したけど、今回は最初からリラックス。

この日は2セット構成で、最初のセットはフランク・シナトラのヒット曲などを中心に、最近の綾子さんのCDから曲をピックアップして演奏した感じ。第2セットは綾子さんが長く歌っている定番曲を中心にした感じだった。リラックスしているとは言え、僕は第1セットは少し慎重に弾いていた。録音した時のベースの音がきれいになるように、あまり力まずに楽器を鳴らしてあげるようにした感じだ。ただ、それでちょっとベースソロに勢いの欠けた瞬間があったので、第2セットはあまり気にしないことにした。

実はリハーサルの時、正太さんから「会う度にうまくなるねえ」と褒めていただいた。前回が12月だから、その直後からYouTubeにビデオをアップし始めたという頃だ。確かに、その頃から「伝わる音」ということをすごく意識し始めたりして、自分の中でも音楽に対する感覚が一回り変わった感じを実感として持っていたから、正太さんの言葉は素直に嬉しくて「ありがとうございます」とお礼を言った。

第2セットはそんなことも思い出しながら、ちょっと自信を持ってやっちゃえという感じでやってみたらうまくいった。特に最後のほうに行くにつれて、4ビートの感じがよりいい感じにノってきた。こういうスウィングのグルーヴは、ベースが少し前に前にドライブしていく感じで弾くのが一番いいのだが、他のメンバーのノリ次第ではバンド全体がどんどん速くなっていってしまう。綾子さんと正太さんならその点は心配ないので、ちょっと冒険してやってみたのだ。そしたらとてもいい感じで、スウィング感がその瞬間に出現した。「あ、この感じ、逃したくないな」と思ったら、ふとカウント・ベイシー楽団のかつての名ギタリスト、フレディー・グリーンがギターをカッティングしている音のイメージが湧いてきて、そのイメージを持ち続けることでビートをキープすることが出来た。後で録音を聴いてみるのが楽しみだ。

当日お越しいただいた方々、ありがとうございました。お越しになれなかった方も、この日の様子は後でYouTubeにアップしますのでお楽しみに。

ちなみに、少し前のブログに書いたロールスロイスの運転手氏はちゃんと来てくれました。楽しかった。

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