2009-08-23

ビートルズ、ZZトップ、サンタナ

昨日はロスアルトスのダウンタウンにあるメキシコ料理のお店「フィエスタ・ヴァヤルタ(Fiesta Vallarta)」で演奏だった。ここは口の字に店舗が並んでいる一角にあって、中庭のエリアにもテーブルが出してあり、そこでバンド演奏をすればちょっとした音量を出してもそんなに周辺に漏れないという都合の良い作りで、中庭には木々が植えてあったり機械式の泉が設置してあったりして、レンガ敷きの地面と相まってちょっと素敵な感じの空間になっている。

事前に「ジャズだけじゃなくてカントリーとかロックの古い曲もやるよ」とは言われていたので、アップライトベースだけでなくエレキベースも持っていった。シリコンバレーは夏でも夜は冷え込むので長袖のシャツで行ったら、ヒーター付きのこの囲まれた空間では暑かった。シャツを脱ぐとTシャツだけになってしまうので仕方なくそのまま長袖で最後まで演奏する羽目になった。リーダーのジェフ、キーボードのマーク、ドラムのマイケルはみんな半袖のポロシャツだった。彼らはここで何度か演奏しているのでその辺は抜かりなかったようだ。

1セット目はウェス・モンゴメリーの曲とか、「いそしぎ」などのジャズの古いスタンダードをアップライトベースで演奏。金曜日の夜でお客さんも多く、1曲毎に拍手もたくさん沸き起こってとてもいい雰囲気。リーダーのジェフはギター、テナーサックス、フルートを忙しく持ち替える多才なミュージシャンで、曲調にバリエーションがあって楽しい。実はこの日に初めて知ったのだが、彼は歌も歌えるのだった。

45分演奏してから休憩。ジェフが「次のセットからエレキベースで行こう」と言った。そこからはサウンドの雰囲気がどんどん変わって行くことになった。最初のうちはまだホレス・シルバーのファンキーなジャズ曲をやったりしていたのだが、「じゃあ、次の曲は・・サンタナで、『哀愁のヨーロッパ(Europa)』です」とジェフがMCを入れてからがこの日の本番だった。この後、ニール・ヤングのハーヴェスト・ムーンとかビートルズのタックスマンとか、またサンタナでブラック・マジック・ウーマンとかを演奏。お客さんも大喜び。このあたりの曲はラジオでは聴いたことがあるけど正直良く知らないのでとにかく無難なベースラインを弾いて乗り切った。

ノッてきたお客さん達、体を動かしたくてしょうがないという様子。そしてついにはバンドのステージのすぐ前のテーブルを2つほど片付けてしまって、ダンススペースにしてしまった。こういうレストランでこういう時に演奏しなければならないのは、そう、サルサである。ということでリンダ・チカーナなどのチャチャやサルサの曲、あと時々ロックっぽいのも混ぜながら何曲か演奏。

夜9時を過ぎて3セット目もそんな感じで続き、食事を終わらせたお客さんが帰っていくとダンス隊は使えるスペースが広がって一層盛り上がった。極めつけは最後にやったZZトップのシャープ・ドレスド・マンだったのだが、困った事にもらった譜面にはベースがどんなスタイルで弾いたらいいのか書いてない。曲のイントロが、ギターが一発ジャーンとコードを鳴らしてドラムがバスドラムを4分音符で踏んでる感じの、ロックの曲で良くあるパターンで始まったので、「これはこの後8ビートで刻む感じで始まるに違いない」と考えてその通りにした。譜面を見ても「C」としか書いてない。ZZトップってあのヒゲのすごい人達だよな、昔TVKで見たよな、どんなサウンドだったかなーなどと考えながら、ひたすらCつまりドの音を8分音符でドドドドドドドド・・・と弾いていた。なんか懐かしいな、こういうの。お客さんは踊り狂ってる。かなり楽しい。ステージが終わってドラムのマイケルから「お前良くこの曲知ってたな」と言われて、「いや、知らなかったし」と言うと「マジで?ベースライン、ばっちりだったよ」と驚かれた。良かった。。

そんなこんなでこの日の演奏は終了。たまにはいいね、こういうのも。ちょっと汗かいた。軽くビールとナチョスで乾杯して解散。本当はここでのギグには毎週来られないかとジェフから頼まれていたんだけど、会社を少し早く上がらないと来られないので毎週は厳しいということで、時々ならということでやることになったのだった。また次回はいつかな。それまでに少し曲の勉強をしておこう。

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