2009-11-23

スティーヴ・ガッドと共演!



と言っても、ヴァーチャルに、です。YouTubeにスティーヴ・ガッドがソロでとても心地よいグルーヴを刻んでいるビデオがあったので、無性にベースを付けてみたくなりました。最初は軽く考えていただけだったんだけど、いざやってみるとこれが大変。彼のグルーヴはポケットが深いので、何気なくベースを合わせてみたらすごくベースが前のめりに突っ込んで聞こえてしまうんです。

結局何回もテイクを重ねて、ようやく満足のいくレベルになりました。もうちょっと改善の余地はあるんだけど、まあマニアックなレベル。

で、これ面白すぎる。他にもいい感じのドラムグルーヴのビデオはたっくさんあるし、他の楽器のもまだ探してないけどきっとある。しばらくこれで遊んでみようっと。

2009-11-21

これからのアーティストの試練

2009年11月18日のTwitterから。

思考実験:全ユーザが音楽を聴く時間の総和は変わらない。でもネットの普及で過去の楽曲へのアクセスが良くなり、聴く対象になりうる音楽が指数関数的に増える。今後のアーティストは過去のアーティストの優れた楽曲の山とオーディエンスの時間の奪い合いの戦いをしなくてはいけなくなる。
8:27 PM Nov 18th

続き:しかも相手は時代を経ても生き残ってきた強い曲だから、勝負は厳しい。ぬるい曲ではすぐに飽きられ消えていく。しかしフルタイムで音楽に集中していい曲を作ることだけを考えていられるほど今の時代は音楽で食っていけない。従来の曲の作り方では時代の新しいアーティストほど不利。
8:32 PM Nov 18th

続き:ネット時代がこの状況を作ったのなら、ネット時代にしかできない音楽の作り方で過去のアーティストを超えるしかない。辻斬り的無差別コラボ、圧倒的な量の中から良質の曲が浮き上がってくる仕組み、聴く側からの参加、などがキーワードか。(それ何てニコ動
8:33 PM Nov 18th

続き:しかしまだこういう作り方を本気で突き詰めてバリバリやってる人は少ないんじゃないか。こういう作り方を極めて、メジャー感の出るアーティストが出現するサイクルが出来てきたら面白いな。
8:38 PM Nov 18th

娯楽も多様化してるから、一つの芸術や娯楽を突き詰めて楽しむためのハードルを超えないでカジュアルに楽しむ人が増える。全体として見るとポップスの質なんかは落ちて当然。ケータイ小説みたく自分との距離感の近さで感動する、とかその場に自分もいた、とかいうパーソナルな文脈のほうが効いてくる
8:47 PM Nov 18th

そういう文脈を手作りの感動に変えていくのが今後のアーティストの一つの在り方かも。マスに対して有名になる必要はなく、周りにいる人たちのための存在になること。68億人のための1人の存在じゃなくて、1000人のための存在が680万人いたっていい。自分の役目を知る、という方向。
8:58 PM Nov 18th

2009-11-02

新曲「Nine Gates」やっと完成!



完成間近、と前に書いてから1ヶ月以上経ってしまったけどやっと完成〜!!新曲「Nine Gates」でございます。YouTubeにアップするのはジャズばかりだったし、こういうフュージョンの曲を1曲としてまとまった作品をじっくり作り込んだのは相当久しぶり(ていうかここまでちゃんとやったのは多分初めて)だったので、色々と時間がかかってしまった。

Jazz Haikuと称して小作品を作っていた頃に思っていたことだけど、ジャズの即興でなく、こうしてきっちりメロディを作って曲全体の形にまとめる作業をしていると新鮮な驚きがある。それは、「メロディを決める」ことの重要性。ジャズの即興って、ともすると冗長になって必要最低限のことよりも多くをべらべらとしゃべっているような感じになることもある。それを、メロディという形に収め、無駄を省き、強調するところを肉付けして、「あるべき最適な姿」に定着させていく。出来上がったものはジャズで良くある演奏よりもずっと少ない音数になるんだけど、その分伝わる力が大きいこともある。そして、そういうメロディを作ることには、無駄な音をなくし、言い訳じみたフレージングを排する勇気もいる。(って言いながら、この曲は弾きまくってますが。。まあ、「決める」ってとこがポイントですね)

こういう曲作りの作業をしながら、合間にジャズの演奏に出かけていったりすると、これがまた面白い。頭が「作曲脳」になってるから、無限にある即興演奏の可能性の中から、その時に決めた一つのフレーズを、あたかも推敲して無駄を削ぎ落としたメロディであると聞こえさせるような演奏を狙ってプレイするようになる。すると演奏全体がものすごく引き締まり、良い「作品」になる。うん、ジャズも本来こうあるべきだよな。小難しいフレーズをたくさん並べて「難しいことやってますよ〜」というのはあんまり意味ない。作曲をするとアドリブソロもうまくなると思った。

まあ、21世紀にもなってジャズの伝統的な形式にこだわるつもりはないのだけど、ちゃんと演奏しようとするとかなり自分の頭をジャズ脳にしないとできない面もあるので、ついジャズばかりやってここまで来たような感じもある。でも今回の曲を機会に、もう少し自分の発表する音楽にも幅を持たせて、色々なサウンドにチャレンジしてみたいと思った。

音楽制作ツールの進化にも助けてもらった。仕事しながら平日の夜とか週末に作業して何とかここまで仕上がったのには、高性能な音楽ツール、具体的にはLogicというソフトの存在が不可欠だった。Logicはもう15年くらい使ってるソフトで、ラフスケッチからデモの作り込み、譜面作成、ミュージシャンの演奏の録音データの取り込み、ミックスまでこれでやっている。10年前の感覚でも一応同じようなことは出来たけど、昔と今ではスピードが断然違う。CPUパワーや使えるHDDやメモリの容量が増した今は、処理がサクサク行えて待ち時間を相当に短縮して作業することができる。すると思考が分断せずに、2時間しか作業できない日でもそれなりの試行錯誤が出来てそれなりの結果を残すことができる。

もうちょっと違うジャンルのもやってみたいなー。特に、もっとシンプルなサウンドをもっとやりたい。とりあえず、次からはもっとスムーズに進められるようにしよう。。