2009-11-02

新曲「Nine Gates」やっと完成!



完成間近、と前に書いてから1ヶ月以上経ってしまったけどやっと完成〜!!新曲「Nine Gates」でございます。YouTubeにアップするのはジャズばかりだったし、こういうフュージョンの曲を1曲としてまとまった作品をじっくり作り込んだのは相当久しぶり(ていうかここまでちゃんとやったのは多分初めて)だったので、色々と時間がかかってしまった。

Jazz Haikuと称して小作品を作っていた頃に思っていたことだけど、ジャズの即興でなく、こうしてきっちりメロディを作って曲全体の形にまとめる作業をしていると新鮮な驚きがある。それは、「メロディを決める」ことの重要性。ジャズの即興って、ともすると冗長になって必要最低限のことよりも多くをべらべらとしゃべっているような感じになることもある。それを、メロディという形に収め、無駄を省き、強調するところを肉付けして、「あるべき最適な姿」に定着させていく。出来上がったものはジャズで良くある演奏よりもずっと少ない音数になるんだけど、その分伝わる力が大きいこともある。そして、そういうメロディを作ることには、無駄な音をなくし、言い訳じみたフレージングを排する勇気もいる。(って言いながら、この曲は弾きまくってますが。。まあ、「決める」ってとこがポイントですね)

こういう曲作りの作業をしながら、合間にジャズの演奏に出かけていったりすると、これがまた面白い。頭が「作曲脳」になってるから、無限にある即興演奏の可能性の中から、その時に決めた一つのフレーズを、あたかも推敲して無駄を削ぎ落としたメロディであると聞こえさせるような演奏を狙ってプレイするようになる。すると演奏全体がものすごく引き締まり、良い「作品」になる。うん、ジャズも本来こうあるべきだよな。小難しいフレーズをたくさん並べて「難しいことやってますよ〜」というのはあんまり意味ない。作曲をするとアドリブソロもうまくなると思った。

まあ、21世紀にもなってジャズの伝統的な形式にこだわるつもりはないのだけど、ちゃんと演奏しようとするとかなり自分の頭をジャズ脳にしないとできない面もあるので、ついジャズばかりやってここまで来たような感じもある。でも今回の曲を機会に、もう少し自分の発表する音楽にも幅を持たせて、色々なサウンドにチャレンジしてみたいと思った。

音楽制作ツールの進化にも助けてもらった。仕事しながら平日の夜とか週末に作業して何とかここまで仕上がったのには、高性能な音楽ツール、具体的にはLogicというソフトの存在が不可欠だった。Logicはもう15年くらい使ってるソフトで、ラフスケッチからデモの作り込み、譜面作成、ミュージシャンの演奏の録音データの取り込み、ミックスまでこれでやっている。10年前の感覚でも一応同じようなことは出来たけど、昔と今ではスピードが断然違う。CPUパワーや使えるHDDやメモリの容量が増した今は、処理がサクサク行えて待ち時間を相当に短縮して作業することができる。すると思考が分断せずに、2時間しか作業できない日でもそれなりの試行錯誤が出来てそれなりの結果を残すことができる。

もうちょっと違うジャンルのもやってみたいなー。特に、もっとシンプルなサウンドをもっとやりたい。とりあえず、次からはもっとスムーズに進められるようにしよう。。

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